原発事故被災動物と環境研究会について

HOME > 研究会について

ENGLISH

新たな可能性へつなぐエンジン

原発事故被災動物と環境研究会は、福島第一原発20km圏内の畜産農家10軒、約200頭*1の牛と研究者と獣医師が
復興への道をつなぐエンジンを組み、活動を行っています。(*1 : 2014年11月現在)

[Photo] 浪江町・小丸共同牧場 (福島第一原発から北西に11キロに位置)
2013年12月現在空間線量は毎時20μSv/h

2011年3月11日・東日本大震災

地震と津波による畜産の直接的な被害はそれほどでもありませんでした。しかし、その後の原発事故が大きな暗雲を東日本の“農と食”に落とすことになったのです。

震災以降、国内の原発はほとんど停止しましたが、大規模停電は起きていません。
人々の生活や産業、特に“農と食”に致命的な災厄をもたらした原発事故のつけを払うのは、だれ?
犠牲を払うのは農家の人々? それでよいのでしょうか。

PAGE TOP

福島第一原発20km圏内に取り残された動物たち

立入が制限された旧警戒区域の町にさまよう豚
(2011年12月撮影)
震災後初めての夏。生い茂る雑草の中から鳴き声が。飼い主を待ち続けていた犬 (2011年8月撮影)
放れ牛となった和牛と乳牛が群れとなり餌を求めていた (2011年12月撮影)

この原発事故で、特に福島は放射性物質により汚染された牧草地や水田が残り、そして旧警戒区域では今もなお、動物たちが生き続けています。

原発事故が発生し、緊急避難後、置いて来た家畜がどうなっていたのか。
ようやく家畜の様子を見に行くことができたある日、農家の人々は変わり果て被災した畜産現場の現状を目の当たりにして愕然としたという。

生き残った牛への農家の思い…
農家は飼料代を自腹で出し、仮設住宅から片道1〜2時間かけて、線量の高い場所に通い続けています。
いったいわたしたちに何ができるのでしょうか。

PAGE TOP

人と動物が共存する豊かな社会の復興へ

日本人にとって牛は、歴史的に見れば農耕作業を協働して行ってきた仲間であり、意識的には西洋人の考える肉や乳を生産する単なる産業動物ではありません。
人間からの管理を離れ、“一般にいう低線量以上の被ばく”を受け続けている牛。動物愛護・家畜福祉の観点から、牛のQoLを高め、人と動物が共存する豊かで健全な社会の形成につながる研究活動をサポートするために本会は設立されました。

生き残った牛たちの姿を通して、わたしたちは、これからの生き方について考えなくてはなりません。
今の福島でなければできない研究に被災畜産農家と多分野の研究者、地元獣医師がひとつになり復興に向け取り組むこのプロジェクト。

“いのち”と向き合い、すべてを失った地だからこそ最先端のことができる可能性があります。(「新たな取り組み」について詳しくはこちら)

PAGE TOP

復興・再生へつなぐ

牛を家族同然と考える農家の想いを尊重するとともに福島が未来に誇れるまちになれるよう、復興・再生への道をつくり、取り組みや研究の成果を、日本のみならず世界の多くの方々へ発信していきます。(「研究活動と目的」について詳しくはこちら)

復興・再生へつなぐ

避難指示区域の概念図 平成25年8月8日時点 【南相馬市】懸の森みどりファーム 半杭 一成 【浪江町】山本牧場 山本 幸男 【浪江町】小丸共同牧場 渡部 典一 渡部 徳之 山田 忠・和弘 山田 邦夫 荒 正春 柴 開一 【浪江町】原田牧場 原田 良一 【大熊町】池田牧場 池田 光秀・美嘉子 坂本 仁一 【富岡町】坂本牧場 坂本 勝利

※:経済産業省ホームページより抜粋

facebook 復興×研究×活動報告

PAGE TOP